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2022年4月29日 カササギの巣作り

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 4月中旬以降、たまに冷たい風が吹くものの、ウランバートルには暖かな春の日差しが降り注ぐようになりました。それとともに、動物たちも春の仕事を始めたようです。  29日のお昼、外を歩いているとくちばしに木の枝をくわえたカササギが飛んでいる姿を目にしました。その姿を追うと、カササギは枝を集めて作られた巣にとまって、取ってきた枝を新たに巣に加え、形を整え始めました。私は元々カササギが好きなのですが、巣作りをしている姿はさらに愛おしいな…と感じました。(何年か前に初めて見た時、羽毛の黒・緑・白のコントラストと長い尻尾をぴょこぴょこさせて歩いている姿で落ちました。)  念のため、カササギはこんな鳥です。 目に見えるいきもの図鑑:カササギ  より引用  (上記サイトは「管理人の趣味で運営されており、完全に非営利」とのことですが、特に鳥に関する情報や写真が豊富で、サイト自体も整理されており、見ていて非常に面白いです。)  巣作りをしているカササギを見た後、すぐに別のカササギを見つけました。その子も木の枝を集めているようで、しばらくうろうろした後に満足いく枝を見つけて飛び去って行きました。その方角はさっき見た巣作りの子と同じだったので、もしかすると夫婦なのかもしれません。  さて、カササギといえば『泥棒かささぎ』というオペラがありますが、モンゴルに住む知人も「カササギ(shaazgai)は物を盗むって言われているんですよ」とこの前教えてくれました。私は目の前で泥棒をするカササギを見たことはないのですが、複数地域でそう言われるということはカササギは色んなものを持って行ってしまう鳥なんでしょうか。逞しくて素敵です。

2022年4月27日(水) トゥグルグ安、円安

 最初の記事から「日記」の主旨から外れてしまいナンセンスですが、今回は最近のお金周りの話を書こうと思います。  以下のJETROの記事にもある通り、3月から急激にトゥグルグ安が進行しています。   JETRO:モンゴルで急激な通貨安が進行、実質的な外貨両替規制も(モンゴル、ロシア) 外貨不足を受けて、モンゴル市中銀行の中には、外貨の両替、送金に上限額を設けているという報道がある。実際に、4月18、19日に各市中銀行に聞き取り調査を行ったところ、ハーン銀行は30万トゥグルク(約1万2,600円、1トゥグルク=約0.042円)、TDBは100万トゥグルク、ゴロムト銀行は150万トゥグルク、国営ステート銀行は100万トゥグルクを1日当たりの上限として、各行は独自に外貨両替・外国送金の制限を実施している(注2)。これらの制限により、在モンゴル日系企業の間でも、モンゴルでの売り上げを円に両替できない、日本に送金できない、などの支障が生じている。 (上記記事より引用)   外貨準備高減少の影響か、モンゴルの主要銀行はドル→トゥグルグの1日あたりの両替金額を制限しています。私はハーン銀行の口座を所持しているのですが、4月1日に自身のドル・トゥグルグ口座間送金を試みたところ、100万トゥグルグしか換金できませんでした。さらに2日後くらいには、上記記事のように30万トゥグルグ分しか換金できなくなってしまいました。  私の賃貸契約では4月1日に6ヶ月分の家賃を支払うことになっているのですが、上記の事情で支払いができず、大家と交渉して1日ちょっとずつ払うことにさせてもらいました。本来なら延滞分は利子が発生する契約なのですが、今回は状況が状況のため無利子にしてくれました。ありがたいことです(現在は既に支払い完了)。  一方、日本も4月現在円安ドル高が進んでいるようです。   読売新聞オンライン:東京円、一時1ドル=128円台に…前日から1円以上の円安・ドル高が進む(2022/04/19 15:10)  ドルで財産を持っている人や日本に送金する用事がある人は、今のうちに換金/換金するのがいいかもしれません(それが国家的にいいことかはさておき)。  個人的な話をすると、私は現地通貨の価値変動の可能性を考えて、今回の戦争が起こる以前から現地通貨では生活に必要な最低額しか持なたいようにしていました

ウランバートル生活の日記

 初めまして。私は現在モンゴル国ウランバートル市で生活している日本人です。  このブログには日々の生活での気づき、情勢などを徒然に記録していく予定です。ただし、経済や社会情勢の専門家ではないので、その辺りの正確な情報や速報を求める方は政府等の公式発表やニュースサイトをご覧ください。とはいえ、なるべくソースや論文を引用しつつ書いて行こうと思います。  今までも、ひとこと日記的なものはつけていました。しかし、世界情勢の変化を何度も見て、TwitterやInstagram上での刹那的かつ断片的な思考の吐露ではなく、ある程度まとまった文章を書き思考を整理する必要を感じ、このブログを立ち上げました。また、将来は文章を書くことにウェイトを置く仕事をしたいと考えているので、このブログ執筆はその練習の一環でもあります。基本的に自分のために書く文章ですが、何かの役に立てれば幸いです。  よろしくお願いします。