2022年4月29日 カササギの巣作り
4月中旬以降、たまに冷たい風が吹くものの、ウランバートルには暖かな春の日差しが降り注ぐようになりました。それとともに、動物たちも春の仕事を始めたようです。 29日のお昼、外を歩いているとくちばしに木の枝をくわえたカササギが飛んでいる姿を目にしました。その姿を追うと、カササギは枝を集めて作られた巣にとまって、取ってきた枝を新たに巣に加え、形を整え始めました。私は元々カササギが好きなのですが、巣作りをしている姿はさらに愛おしいな…と感じました。(何年か前に初めて見た時、羽毛の黒・緑・白のコントラストと長い尻尾をぴょこぴょこさせて歩いている姿で落ちました。) 念のため、カササギはこんな鳥です。 目に見えるいきもの図鑑:カササギ より引用 (上記サイトは「管理人の趣味で運営されており、完全に非営利」とのことですが、特に鳥に関する情報や写真が豊富で、サイト自体も整理されており、見ていて非常に面白いです。) 巣作りをしているカササギを見た後、すぐに別のカササギを見つけました。その子も木の枝を集めているようで、しばらくうろうろした後に満足いく枝を見つけて飛び去って行きました。その方角はさっき見た巣作りの子と同じだったので、もしかすると夫婦なのかもしれません。 さて、カササギといえば『泥棒かささぎ』というオペラがありますが、モンゴルに住む知人も「カササギ(shaazgai)は物を盗むって言われているんですよ」とこの前教えてくれました。私は目の前で泥棒をするカササギを見たことはないのですが、複数地域でそう言われるということはカササギは色んなものを持って行ってしまう鳥なんでしょうか。逞しくて素敵です。