2022年4月27日(水) トゥグルグ安、円安

 最初の記事から「日記」の主旨から外れてしまいナンセンスですが、今回は最近のお金周りの話を書こうと思います。

 以下のJETROの記事にもある通り、3月から急激にトゥグルグ安が進行しています。

 JETRO:モンゴルで急激な通貨安が進行、実質的な外貨両替規制も(モンゴル、ロシア)

外貨不足を受けて、モンゴル市中銀行の中には、外貨の両替、送金に上限額を設けているという報道がある。実際に、4月18、19日に各市中銀行に聞き取り調査を行ったところ、ハーン銀行は30万トゥグルク(約1万2,600円、1トゥグルク=約0.042円)、TDBは100万トゥグルク、ゴロムト銀行は150万トゥグルク、国営ステート銀行は100万トゥグルクを1日当たりの上限として、各行は独自に外貨両替・外国送金の制限を実施している(注2)。これらの制限により、在モンゴル日系企業の間でも、モンゴルでの売り上げを円に両替できない、日本に送金できない、などの支障が生じている。

(上記記事より引用) 

 外貨準備高減少の影響か、モンゴルの主要銀行はドル→トゥグルグの1日あたりの両替金額を制限しています。私はハーン銀行の口座を所持しているのですが、4月1日に自身のドル・トゥグルグ口座間送金を試みたところ、100万トゥグルグしか換金できませんでした。さらに2日後くらいには、上記記事のように30万トゥグルグ分しか換金できなくなってしまいました。

 私の賃貸契約では4月1日に6ヶ月分の家賃を支払うことになっているのですが、上記の事情で支払いができず、大家と交渉して1日ちょっとずつ払うことにさせてもらいました。本来なら延滞分は利子が発生する契約なのですが、今回は状況が状況のため無利子にしてくれました。ありがたいことです(現在は既に支払い完了)。

 一方、日本も4月現在円安ドル高が進んでいるようです。

 読売新聞オンライン:東京円、一時1ドル=128円台に…前日から1円以上の円安・ドル高が進む(2022/04/19 15:10)

 ドルで財産を持っている人や日本に送金する用事がある人は、今のうちに換金/換金するのがいいかもしれません(それが国家的にいいことかはさておき)。

 個人的な話をすると、私は現地通貨の価値変動の可能性を考えて、今回の戦争が起こる以前から現地通貨では生活に必要な最低額しか持なたいようにしていました。近視眼的には今回の両替制限で住居費支払い等に困った一方、長期的に見てドルで財産を持つのは正解だったなと思っています。

 今回のロシアの一件以降、様々な国の通貨価値が急変する様子を見て、通貨は信用で成り立ち、絶対的な価値はもたないものなのだと再認識しました。

コメント

このブログの人気の投稿

【カフェ紹介】ウランバートル市内のおしゃれカフェ全制覇を目指してみた(随時更新)

2024年6月8日 TOMFL(モンゴル語能力試験)の概要

20240406 講演会の録画保存についてのメモ