20240406 講演会の録画保存についてのメモ

 現在、ノタックモンゴル語教室主催の小長谷有紀先生特別講演会のお手伝いに関わらせていただいています。主なお手伝い内容は、講演会録画の編集とアーカイブ配信以外に、会場セッティング、FBでの広報、参加者への連絡など雑多な作業になります。

 今回は、講演の録画をアーカイブ用に加工するさいに考えている「どこまで編集で削除すべきか問題」について備忘録的に書き残します。

3月のアーカイブ編集にはAdobe Premiere elementsを使ってみたのですが、PCの動作が極端に遅くなってしまったので今はMicrosoftデフォルトの動画編集ソフトを使っています。個人的にはPower Directorが一番使いやすいです。

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 現時点では、編集で削除するのは、機器の操作などでスタッフが手間取っている部分など講演の内容には直接関係しない部分としています。これは、動画の聞きやすさの観点から、削除しても問題がない(むしろ編集で消すのが推奨される)部分だろうと考えています。

 ですが、削除する/しないの判断が難しい部分もあります。それは、「講演者が考えながら話しているために発生する時間」です。講演で話された内容自体の保存を重視すれば、「え~」とか「そうですね~」のような間投詞的なものは削除の対象となるでしょう。また、人気YouTuberの動画を見ると、動画のテンポの良さの観点から間投詞や間延びはカットされる傾向にあることが分かります。そういったYouTube的な動画の編集方法を真似するなら、「考えながら発話をする」瞬間は編集すべき対象になります。

 しかし、講演アーカイブというものに最も求められるものは、動画をテンポよく見られることなのだろうか?と考えると、恐らく必ずしもそうとは限りません。アーカイブの意義がその講義自体を残すことにあるとすれば、例えば講演者が会場の様子を伺いながら「○○とは、要するに…………え~……××ということでしょうね」と発言したその時間や、講演者がPPTで示した資料を読み上げながら内容に感嘆する時間は、講演者の思考と会場参加者の体験の軌跡をたどるのに必要な要素かもしれ
ません。

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2024年の小長谷先生特別講演会も残すところあと1回になりました。最終回は5月12日(日)に対面・オンラインのハイブリッド方式にて開催予定です。ご関心のある方は是非ご参加ください。申込ページへは本記事の1行目のリンクから飛ぶことができます。

また、過去の講演会をご視聴になりたい方は、アーカイブ映像の視聴権を同ページにて購入できます。拙いながら私が編集をしていますので、こちらもご検討ください。

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