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2022年6月22日 老舗ホテル1階のシンガポール料理レストラン

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  ウランバートル中心部に、 Bayangol hotel という老舗ホテルがあります。社会主義時代真っただ中の1964年に国営ホテルとして営業を開始し、1991年の社会主義体制崩壊後に民営化しました。そのホテルの中にはいくつかレストランが入っているのですが、その内の一つがCasablanca Restaurantというシンガポール料理レストランです。  このレストランでは、シンガポール料理を中心に、インドネシアやタイなどの東南アジア料理、中華料理、そしてちょっとしたモンゴル料理やフライドポテトなどの西欧料理(?)を楽しむことができます。公式サイトによると、シンガポール人シェフが厨房にいるとのことです。  今夜、私は用事でバヤンゴルホテル付近まで来たついでに、少し気になっていたこのシンガポール料理レストランで夜ご飯を食べました。  ディナーの客層は、欧米系外国人、行動エリアが町中心部の比較的裕福な家族やカップル(夫婦)でした。バーカウンターとテレビが設置されており、サッカーや大きいスポーツの試合のシーズンには外国人やスポーツファンが多く来店し、日本でいうHUBのように観戦で盛り上がると聞きました。ちなみに、本日24日から26日までウランバートルでは柔道グランドスラムが開催中されているのですが、観戦客がいないどころか柔道の試合も放映されていませんでした。放映されていたのはフェンシング、バイクレースでした。  さて、メニューの一部をご紹介します。 上から、 テンダーロインと小エビのキノコソースがけ~マッシュポテトと季節の野菜を添えて~(中)、 テンダーロインと小エビのキノコソースがけ~マッシュポテトと季節の野菜を添えて~(大)、 スパイシータイ炒飯、 豚肉ステーキ 海南鶏飯(シンガポールチキンライス)、 チキンカレー、 フライドチキンライス、 ダブルマッシュルームチキン 焼き海鮮うどん、 海鮮あんかけ、 焼き海鮮ビーフン、 トムヤムビーフンスープ  価格帯は29,000~40,000トゥグルグ(≒1,300円~1700円)で、町中にある一般的なレストランより全体的に高めな印象です。  私はメニューの中でも一際美味しそうなトムヤムビーフンスープを注文しました。メニューに載っていた画像は以下の通りです。  具だくさんで、パクチーなど緑も散らばっている美味しそうな写真でした。

2022年6月11日 5月28日はNo Car Day&ウランバートルマラソンでした

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  既に2週間前の話になりますが、5月28日(土)はNo Car Dayかつウランバートルマラソン開催日でした。  市局長の指示で2022年5月28日(土)を「No Car Day」とすることに決定した。また、この日はウランバートルマラソン2022国際競走大会を同時開催する。  首都体操スポーツ局公式サイト: Тавдугаар Сарын 28-Ны Бямба Гарагийг “Автомашингүй Өдөр” Болголоо(5月28日(土)を「No Car Day」に)  恐らく、ウランバートルマラソンを開催するためNo Car Dayを設定したのでしょう。  交通規制がかかった範囲は下図赤線の内側でした。 ウランバートル市公共交通局発表の当日路線図。 news.mn より。  ウランバートルを訪れたことのある方ならお分かりいただけると思うのですが、オフィス街・繁華街などが集まる中心部分が交通規制されています。よく歩く日本人的感覚だと決して広範囲ではありませんが、私(や中心部居住者)がよく行くお店はこのエリア内にあるので少し不便に感じました。とはいえ、自動車の走行音やクラクションが聞こえないと、町が静かで良いなとも思いました。  普段は渋滞が酷い道に一台も車が走っていない光景は珍しく、写真を撮る人が結構いました。この日は、ランナーが通らない瞬間は歩行者天国のように道路を歩くことを楽しむ人を多く見かけました。  日本で公道を使用したマラソン大会が行われる時は歩行者の通行も制限するイメージがあるのですが、このUBマラソンではランナーが通る時のみ横断歩道の通行を警察が制限しており、それ以外の瞬間は一般歩行者はわちゃわちゃと道路を歩いていました。 UB市中心部の平和通り。東方面。 平和通り。西方面。  ウランバートルマラソンの範囲は以下の通りでした。 iKon.mn: "Бямба гарагт төв замыг хаах тул троллейбус явахгүй. Нийтийн тээврийн 39 чиглэлд орох өөрчлөлтийг танилцуулж байна"(土曜日は中心部道路を交通規制するため路面バス運行停止。公共交通機関の39路線の変更のお知らせ。) MONTSAME: “Улаанбаатар

2022年6月4日 写真展「Futuristic Archaeology」からモンゴルの草原の今に思いを馳せる

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 腹痛はまあまあ残っているものの、歩けるようになりました。  市内中心部にあるシャングリラ・モールに行くと、期間限定ショップがしばしば出店している広いスペースにこんな写真群が展示されていました。 手前の韓国語入りの紙は展示パンフレット  この写真展は、「Futuristic Archaeology」(未来の考古学)というモンゴルの環境問題をテーマにしたプロジェクトでした。作者は、韓国出身で現在フランスのパリで活動中のDaesung Leeというカメラマンです。現在は社会問題や環境問題をテーマとした制作を行っているとのことです( カメラマン公式サイト )。モンゴルにおけるこの作品展示は、在モンゴル韓国大使館と韓国政府機関共催の「緑化のためのモンゴル・韓国協力グループ(TF: Task Force)」の一環として、在モンゴル韓国大使館の主催もしくは後援で開催されているようです *1 。  Lee氏はこの「Futuristic Archaeology」で2017年東京国際写真コンペティションでファイナリストに選ばれました。この作品の解説を以下に一部引用します。  近年、彼ら(筆者註:モンゴルの遊牧民)が暮らしている土地に深刻な変化が起こっており…(中略)…モンゴルの約25%が過去30年間に砂漠化しました。また、潜在的に75%の土地が砂漠化の危険にさらされています。…(中略)…このプロジェクトは、モンゴルでまさに砂漠化が起こった実際の場所に赴き、そこに住む人々と彼らの家畜と一緒に、博物館のジオラマを再現することを試みた作品です。それは、遊牧民という伝統的な暮らしが、将来、博物館のジオラマの中でしか見れないものになってしまうという想像から生まれたものです。 Tokyo International Photography Competition第7回ファイナリスト作品解説 より  本投稿冒頭1枚目の写真やその次の動画からも分かる通り、実際の風景に砂漠化以前の風景写真が重ね合わされ、過去写真のビルボードの前には博物館展示を想起させるポールが置かれています。このアプローチは、作品解説にある通り「遊牧民の生活が、今まさに現実と仮想空間である博物館のはざまに存在している、という感覚」を鑑賞者の私に生み出しました。この衝撃的な写真展は、私だけではなくここを通りがかるモンゴル人たちの目にも

2022年6月2日 今年2回目の食中毒

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 モンゴルに来てから覚えた表現はたくさんあるのですが、その中の一つ、できればもう使いたくなかったものの一つに食中毒(khoolny khordlogo)があります。   今日の朝、腹痛で朝5時前くらいに目が覚めました。私はその痛みに覚えがありました。実は3月序盤に一度食中毒に罹っており、その時の腹痛ととてもよく似ていたのでこれは食中毒だなと判断しました。上司に休みの連絡をし、以前職場のお医者さんにもらっていた薬の余りと、日本から持ってきていたイブを飲みました。本当はご飯食べてから飲んだ方がいいよなあと思いつつも痛みの鎮静を優先したのです。この自己判断が悲劇の始まりでした。  私の場合、鎮痛剤は服用後30分くらいで効果が出てくるのですが、今朝は一向に腹痛が収まる気配はありませんでした。むしろ鎮痛剤の副作用のせいか、胃が荒れている時の焼ける痛みが追加されました。喉が渇いたのでお茶を飲むと胃が悲鳴を上げました。  症状は上腹部のチクチクした痛みの他、発熱や軽度の吐き気もありました(食中毒だと下痢症状も出るはずなのですが、今回は特にありませんでした)。午前中は、上腹部の痛み+イブで荒れた胃の痛みでベッドの上をのたうち回っていました。じっとしていても地獄、動いても地獄で、ネットで調べた安楽位(前かがみ)をとってみたり、ちょっと怪しげなブログの手のここのツボを押すと楽になる的なものまで実践していました。窮地に陥ると人はちょっと頼りになりそうなものなら何にでもすがるんだなあと一瞬客観的になってしまいました。  とはいえ、流石にこのままだと腹痛でどうにかなってしまうと思い、最後の気力を振り絞って職場のお医者さんに連絡し、電話越しで診断をして頂きました。やはり典型的な食中毒の症状だったようで、抗生剤、腹痛止め(イブプロフェンじゃないやつ)、ビオフェルミン、解熱剤、吐き気止めを処方していただきました。イブ系は胃が荒れるので、食中毒の際は避けた方が良いそうです。本来なら私が職場に行ってお薬を受け取れるのが良いのですが、ベッドとトイレを往復するのがやっとなくらいの痛みと吐き気があったので、お医者さんに自宅ドアの前までお薬を届けていただきました。お忙しいところありがとうございました。  お医者さんと別れ、頂いた薬等を確認している時、「吐き気止め」の字面に安心してしまったのか、急に吐き気が強く